サプリメントの危険性
・サプリメントを複数種類飲んでいる
・薬を常に飲んでいる
これらに当てはまる人は少し注意が必要です。
成分同士の相互作用によって健康を害する危険性があります。
また、すべての錠剤にカルシウムが入っているので錠剤の摂取数が多いと知らずのうちにカルシウムの過剰摂取になっていることがあるので注意が必要です。
過剰摂取になりやすいビタミン
脂溶性ビタミンは水に溶けにくく体の中に残りやすいので、過剰摂取になりやすいです。
ビタミンA
ビタミンAは目の機能や皮膚、粘膜が正常に働くこと、成長に関わる栄養素。
過剰摂取してしまうと、、、
・吐き気
・頭痛
・めまい
などを引き起こし、長引くと中枢神経系や肝臓に異常が見られることがあります。
ビタミンAは前駆体のβカロテンとして食品から摂取され、必要に応じてビタミンAへの変換を調整しています。
そのため、通常の食事では過剰摂取になりにくい栄養素なのでサプリメントを摂る時だけ気をつけましょう。
ビタミンD
ビタミンDは骨を丈夫にするのに必要な栄養素。
しかしながら、食事から充分量摂取することは難しく、日本人の約8割が不足しているのが現状となっています。
ビタミンDは日光に当たることにより皮膚で構成される栄養素なので、適度に日向ぼっこをすることをおすすめします。
また、ビタミンDはカルシウムと一緒に摂取することで骨粗鬆症の予防にもなります。
サプリメントなどで過剰に摂取してしまうとくる病(小児)や骨軟化症になる危険性があるので注意しましょう。
ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用があり、生体膜や生殖、赤血球を正常に保つ働きを持つ上に老化防止効果もあります。
過剰摂取してしまうと血液が止まりにくくなったり、骨粗鬆症のリスクが高くなってしまいます。
ただ、脂溶性のビタミンとしてはめずらしく摂取量の3分の2が便として排出されるので過剰摂取になるリスクは他の脂溶性ビタミンと比較して極めて低いと言われています。
耐容上限量を超えないように気をつけましょう。
過剰摂取になりやすいミネラル
ナトリウム
ナトリウムは体液の浸透圧を調整して、体内の水分を保つのに重要なはたらきを持つ栄養素。
ナトリウムは、ずばり塩分のこと!
濃いめの味付けが好きな人やおつまみよく食べる人は塩分の過剰摂取になるリスクが高いから要注意です。
過剰摂取してしまうと、、、
・高血圧
・胃がんや食道がん
・むくみ
といった症状が出る危険性が高まります。
カルシウム
カルシウムは骨や歯を構成する成分になったり、血液凝固作用などのはたらきを持ちます。
通常の食事で過剰摂取になることは稀ですが、サプリメントを作るのにカルシウムがよく含まれるのでサプリメントを飲む時はカルシウムの過剰摂取に気をつける必要があります。
過剰摂取してしまうと、、、
・鉄や亜鉛の吸収阻害
・便秘
・尿路結石
などが起こる可能性があります。
マグネシウム
マグネシウムは筋肉や神経が正常に作用すること、血圧の調整、骨の形成などに関わる栄養素。
体内で起こるほとんど全ての代謝に必要不可欠な成分です。
過剰摂取してしまっても、一定の量までは尿で排出されるますが、それを超えると下痢や軟便になってしまいます。
セレン
動脈硬化や癌などを引き起こす様々な物質のはたらきを抑制する栄養素。
セレンは毒性が強いため、過剰摂取には注意が必要です。
・爪の変形
・脱毛
・末梢神経障害
などの症状が見られ、重症になると急性の呼吸困難や神経障害に繋がることもあります。
サプリメントにセレンが入っている時は十分に注意しましょう。
リン
体内の中でカルシウムの次に多く存在するミネラルで、エネルギーを産生するのに必要不可欠な栄養素。
過剰摂取になると、、、
・副甲状腺機能の過度な活発化で骨密度が低下
・心臓や血管の病気
・カルシウムの吸収阻害
・腎機能の低下
など様々な不調が起こるリスクが高くなります。
まとめ
この記事では無意識のうちに過剰摂取になりやすいビタミンとミネラルについて紹介してきました。
特にミネラルは過剰摂取になりやすい栄養素が多いので注意が必要です。
せっかくサプリメントで健康になろうと思ってるのに過剰に摂取になってしまうとかえって不健康になるのは避けたいですよね。
サプリメントは1日の摂取量が決められているので絶対に用量は守りましょう。
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